眠れない夜に、体がしている「静かな仕事」
眠れない夜は、何も起きていないわけではありません
夜に布団に入ってもなかなか眠れない。目を閉じているのに意識ははっきりしていて、時間だけが静かに過ぎていく夜ってありますよね。そんな夜があると、「この時間全部ムダなんじゃないか」「全然回復できていない気がする」そう感じてしまうことでしょう。
眠れないこと自体がつらいのに、その時間に意味がないと思ってしまうと、不安や焦りはさらに強くなります。でも眠れていない夜に、体が何もしていないわけではありません。見えにくいだけで静かな仕事は続いているんです。
眠り以外にも、体には回復の形があります
私たちは「回復=眠ること」と考えがちです。もちろん眠りはとても大切な回復の時間です。けれど体は眠っていないときにも、回復のための働きを続けています。
横になっている。
動かずにいる。
刺激を減らしている。
それだけでも体の中では負担を減らし、整えようとする動きが少しずつ進んでいます。眠れていないからといって、回復が完全に止まっているわけではありません。
目が覚めている夜にも、体は内側を整えています
夜意識がはっきりしている状態でも、体の中では昼とは違う変化が起きています。ホルモンの分泌は少しずつ夜のリズムへ移行し、体温や内臓の働きも休息に向かう準備をしているのです。
また脳の中では日中に使われた部分を、静かに整理しようとする働きが続いています。完全に眠りに入っていなくても、「休む方向」へ舵は切られているのです。それは自分では感じ取れないほど静かな変化なのです。
「眠れない」と気にするほど、仕事は見えにくくなります
眠れない夜ほど私たちは、体の状態を気にし続けてしまいます。「まだ眠れていない」「もう何時になっただろう」そうやって確認するたびに、意識は外に引き戻されていくでしょう。すると体がしている静かな仕事は、ますます感じにくくなります。
何かが起きていないように思えてしまうのは、回復が止まっているからではなく、感じ取る余裕がない状態だからかもしれません。夜の回復は手応えのあるものではなく、気づかれないまま進むことのほうが多いのです。
眠れない夜も、体は無駄な時間を過ごしていません
眠れない夜があっても、その時間がすべて失われているわけではありません。眠れていなくても横になっているだけで、体は回復の準備を続けています。
何もできていない夜ではなく、何もせずに任せている夜と捉えてもいいのかもしれませんね。
この記事も途中で閉じて大丈夫です。
今夜眠れなくても体はちゃんと働いています。
静かで見えにくくて、でも確かに続いている仕事が、今も体の中で進んでいます。
今日はそれだけで十分です。

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